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執筆者の写真鈴木梨央

「楽しい」を創る~働きながら気づいた生涯スポーツの価値~

赤平 幸子(あかひら さちこ)さん

勤務先:NPO法人こまちハート・オブ・ゴールド

役職:クラブサブマネージャー

勤続年数:8年

職務内容:法人の庶務や経理全般を担当し、事業の企画や運営にも携わる






 


赤平さんに聞いてみました


■この仕事に就いたきっかけは何でしたか

こちらで働く前には、夫がこの法人の立ち上げに関わっていましたから、こまちハート・オブ・ゴールドの存在を知っている程度で、私自身は役所の臨時職員や建設会社の事務職などで働いていました。こちらの庶務や経理の担当者が不在になるため手伝って欲しいというお話しをいただき前任者と入れ替わるカタチで勤めることになりました。インドア派でスポーツについては詳しくありませんでしたので、NPO法人や生涯スポーツのことは働き出してから学んでいきました。


■お仕事はどのようなことをされていますか

常勤のスタッフは二人なので、経理や庶務の仕事以外にも事業に関わる業務全般に携わります。イベントやスポーツの大会があれば、お互いが得意な部分を組み合わせながら、二人で段取りを相談し、足りない部分を補い合っています。




■インドア派とお話しされていましたが、働く中で大変なことなどありますか

一昨年おこなった事業で登山をする機会があったのですが、登山は初めての経験で参加者さんに付いていくのがやっとでした。事業に関わることで登山もできましたし、苦手なことも仕事として経験することで、やり遂げることができています。


■こちらで働いていて楽しいと思えることは何ですか

事業を通じて参加者の方や地域と関わることは楽しいと感じています。週一回の介護予防事業で参加者の方とお話をすることができますし、まちあるき事業で普段歩かないようなところを参加された方々と一緒に歩くことで新たな発見をすることもできます。参加した方に楽しいと感じていただくことが一番ですが、自分自身も楽しむといった考え方も大切にしています。




■休みの日はどのように過ごされていますか

趣味がカフェ巡りで、休日にはお友達と色々なお店に出掛け楽しい時間を過ごしています。また、最近は公民館事業のワークショップでおこなった多肉植物の寄せ植えにハマり、休日には寄せ植えを楽しんでいます。朝の水やりも日課になりました。休日の楽しみは、働く原動力にもなっています!


■赤平さんにとって生涯スポーツとはどのようなものですか

介護予防事業で施設にいらっしゃる方の中には年齢が90代の方もおられます。その方がランニングマシンを使って歩く姿や、機器を使ってトレーニングしている姿を見ると、人間いくつになっても足腰が元気で動けるようにいることの大切さを感じ取ります。自分自身もその様子を見て元気づけられ、できる範囲で身体を動かしていきたいと感じています。


■利用者同士や利用者さんとの交流もありますか

この施設の利用を機に知り合って仲良くなった方々はたくさんいらっしゃいます。わたし自身も施設を利用される方々とは、「今日吹雪いてるね~」なんて世間話をしながらコミュニケーションを図っています。


■地域内のNPO法人の役割は何だと思いますか

子供さんからお年寄りまで、地域の皆さんが気軽に利用・参加でき「ここに来れば楽しい」と感じていただける施設の運営や事業企画を立て実施することが私たちの役割ではないかと感じています。


■最後に活動や地域に対するご自身の想いをお聞かせください

大学進学や就職などで地域から出る若者が戻ってこないことが多く、地域内の若者は減少しています。できれば地域に戻って来て、地元を盛り上げる活動に参加してくれると嬉しいです。



 

取材:鈴木梨央

取材日:2021.02.24





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