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執筆者の写真小松彩香

まずは自分が生き生きと暮らす

佐藤 奈緒子(さとう なおこ)さん

勤務先:株式会社小坂ハウス工業

事務職

勤続年数:4年



佐藤さんに聞いてみました!


■これまでのご経歴や入社の経緯について教えてください

高校卒業後は、仏壇屋に勤めましたが、当時は就職氷河期と言われる景気が悪い時代でした。最初に勤めた会社、その後勤めた電子部品の会社も経営難に陥り、ひとつの会社で継続して働くことが難しく職を転々とせざるを得ない状況でした。その後更にリーマンショックの影響を受け製造業は特に経営が厳しい状況になっていましたので、以降は自動車整備工場や大手損害保険会社で事務職として勤めていました。ここに勤める以前は、地元(羽後町)ではなく、隣の湯沢市や横手市の企業で働いていましたが、子どもが生まれ、通勤時間など考慮して、地元での働ける会社を探していたところ、当社の事務職の求人を見つけ募集したことが入社のきっかけです。


■事務の仕事で意識されていることを教えてください

事務職で働くにあたり、共通する仕事はお客さまへの応対です。言葉遣いひとつで相手の機嫌を損ねてしまう場合もありますので、まずはこの部分に注意を払っています。

電話で問い合わせいただく方の用件は様々ですし、その多くはわたしではなく担当への連絡です。担当者が不在の場合は伝言を受付しメモとして渡しますので、先方の名前や用件、連絡先などを間違えて伝えることがないよう復唱して確認しています。事務職で働き始めたときは、承った内容を復唱せず間違えて伝えてしまったこともありました。初めてお問い合わせいただく方もおられますから、電話応対に限らずお客さまへの応対で初歩的なミスが無いよう心掛けています。また、事務職は社内で仕事をすることが多いため営業職など外へ出かける社員とのハブになることもあります。個別に接する機会も多いため、社内の雰囲気や従業員同士のコミュニケーションが円滑になるよう、わたしから積極的にコミュニケーションを図っています。何気ない会話もお互い楽しみながら、誰かと誰かの架け橋になるようなことを意識しています。



■事務の仕事の魅力とやりがいについて教えてください

通常、事務職は問い合わせを受付け、営業担当へつなぐことが多いのですが、整備工場に勤めていたとき、情報誌に載せていた販売車の問い合わせに、自分の応対だけでご購入いただいたことがありました。

当社でも、お客さまの電話問い合わせに対し、わたしが物件の説明をすることもあります。その際、お客さまが「見学したい」「前向きに検討したい」といった意向を示していただけたときは、自分でも思いがけない働きができていると感じ、普段の業務とは違ったやりがいを感じることもできます。


■地元で働くの利点などを教えてください

個人的には、横手市や湯沢市といった地元周辺の地域を含んだ地域よりも、羽後町を地元だという感覚を持っています。ここに勤める以前は羽後町で勤めたことがなかったので、入社当初はダイレクトに地域に貢献できることを嬉しく感じました。

自分の幼馴染みが当社を利用されることもありますし、これまでほとんど会う機会がなかった同級生や友人と仕事で再会することもあり、それがきっかけで交流が再開することもありますので、地元で働くことの良さを実感しています。



■女性が働く上で、仕事と家庭や子育ての両立の難しさがあると思いますが、ご自身が感じておられることなど教えてください

やはり子どもが生まれると、子どもの都合に合わせた時間軸で動かなければならないと感じています。こどもが保育園に通っていたときは、急なお迎えが必要になることもありましたが、仕事終わりの時間でお迎えできるので、比較的仕事の時間に合わせた動きが可能でした。ですが、小学校に通うようになるとそうはいきません。しかし、今の職場では社長のお子さんが同級生ということもあり子どもの都合に合わせた働き方への理解もいただけています。困りごとがあっても相談できる職場ですので、仕事と子育ての両立がしやすい環境をいただいています。


■これから就活する学生にアドバイスをお願いします

学生の間は興味を持ったことを調べるなど、将来を考えるきっかけを探していくことが大切だと思います。また、自分の強みを見つけアピールできる長所を生かせる仕事で働くことも生き生きと活躍できるひとつの方法だと思います。

仕事も大切ですが、まずは自分自身が生き生きと暮らしていけることが大切だと思いますので、このような点も考えて仕事を選んでほしいです。長く続ける上ではこの点は重要ですし、そうすることで頑張ることを楽しめるのではないかと思います。



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取材:小松彩香

取材日:2022.03.09


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