高橋 智也(たかはし ともや)さん
勤務先:株式会社小坂ハウス工業
所属:営業職
勤続年数:6年
高橋さんに聞いてみました!
■高校卒業後に小坂ハウス工業へ入社されたとのことですが、選ばれた理由を教えてください
学生時代から、未知な世界に恐怖感を覚える一方、そこに面白さや好奇心を持ち、実際に飛び込んでみるタイプでした。不動産・住宅の業界を選んだ理由は業界イメージが自分の中で湧かず、そこで働いてみるのも面白いと感じたからです。営業職を選んだ理由ですが、実は人と話すことが苦手なタイプでしたので、営業として働くことに怖さもありましたが、仕事を通じてコミュニケーション力を高めたかったことです。
■都市部に出られる方も多い中、地元で働くことを選択された理由を教えて下さい
仙台や東京にも行ったことはありますので、もちろん都市部には楽しさや面白さを感じていました。ですが行ってみたことで「ここは遊ぶところであって、今の自分が働くところではない」と感じました。都市部に限らず地元を離れるにしても、まずは地元に根差した人間になってからと考えています。ですから、地元を離れ東京などの都市部で働く友人の話から刺激を受け「負けないぞ」という気持ちで日々頑張っています。
■ホームページの編集も担当されていとお聞きしましたが、担当になられた経緯など教えて下さい
特にITに詳しくは無いのですが、詳しい社員が少ないこと、年齢的な面で一番慣れているということで任命されています。掲載する情報として意識していることは、Instagramなどで顕著なように、お客さまは大抵画像を見て自分のほしい情報か否かを判断されます。パッと見の印象で見ていただけるかが決まりますので、最近はInstagramをホームページに埋め込むことで、最新の情報をご覧いただけるようリニューアルしました。ですが、自分はこうしたいといった意見を反映できる一方、こうでなくては駄目といった社内の意見もありますので、そこをどのように仕上げるかを意識し取り組んでいます。
■営業としてお客さまと向き合う上で大切にしていることを教えてください
営業の基本は、お客さまの話を聞くことだと思いますが、お客さま自ら積極的に話してくださるケースはほとんどありません。ですから、まずはアイスブレイク的にわたしの自己紹介することを意識しています。わたしの人間性や趣味趣向を知っていただくことで、お客さまにもお話いただけるようになります。そこから本題についてお伺いすることを心掛けています。
家を買うということは人生の中でも大きな買い物ですし、ある意味、当社やわたしに投資いただくようなことです。理想の家、不満の出る家、どちらも営業マン次第ですから、お客さまには「住宅を買う前にわたしを買ってください」と、お話しています。お客さまのご要望はできる限り叶えたいですから、そこを逃さず汲み取って反映し、理想の家となるよう努めています。建てて売って終わりではなく、その後も長いお付き合いになりますので、信頼関係を築いていくことを大切にしています。
■プライベートと仕事の両立について教えてください
同世代には、仕事が一番ではくプライベートが優先と話す人も多く、もちろんわたし自身も同じ考え方があります。ですが、わたしは仕事とプライベートバランスの取り方が下手で、仕事が順調なときほど、プライベートを充実させることが難しく感じていますので、両立できている人を凄いと思います。
わたしはこれまで働く上でのモチベーションのひとつとして「社会人になったらほしい車を買う。それを買うために歩合給を増やす」を目標にしていました。買うためには何件の契約をとれば良いかと計画するなど、どうすれば良いかを考え実行して目標を達成できました。これは仕事への向き合い方に近い部分の話でもありますが、プライベートの楽しみを仕事に置き換え頑張っていました。するとメリハリがついたり自分の中でもモチベーションが保てたりしました。このような経験から仕事やプライベートを問わず、両立には目標をつくり取り組むことが重要だと感じています。
■社会にでてから変わった意識や姿勢はありますか
この業界に限らず、仕事には必ずツライ部分があります。入社して1年目は辞めたいと思う事もありました。契約が取れないことも多く苦しかった時期でした。ですが、2年目、3年目から、営業という仕事の本質を理解し始めると、少しずつ契約が取れるようになり、お客さまから感謝されることが増えました。その頃からやりがいを感じ始め、意識や考え方が変りました。石の上にも三年という言葉がありますが、辛くてもすぐ諦めず耐えることで得るものがあると実感できました。
■わたしを含め、これから就活をおこなう学生に対しアドバイスをいただけますか
仕事を楽しめるか、将来的に自分が成長できる仕事かを考えて選ぶことが重要だと思います。今は経営が安定した会社も、社会の変化によりそれが将来も続くとはいえない時代ですから、そこで自分の武器となるものを培える環境かどうかを知ることも大切です。給料や年間休日に目がいきがちですから、それらとのバランスも考慮して選ぶこともひとつの方法だと思います。
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取材:小松彩香
取材日:2022.03.09
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