研究員:播磨菜月
研究した企業:株式会社阿部モーター商
会
レポート日:2021.03.22
現在、国際教養大学4年生で地方社会学やメディア学などを学んできました。今年の冬は初めてのスノーボードに挑戦しました。豪雪だった秋田でも春らしさを感じるようになり、桜が咲くのが楽しみな
今日この頃です。
取材した企業の印象
科学性・社会性・人間性の三つの柱からなる経営理念を実現したいという気持ちを社長様だけでなく、社員の方々も持ちながら働かれている印象を受けました。「車のことならなんでもやります」と笑いながらおっしゃっていたのが印象的で、地域の方々が困っていたら力になってくれる頼もしい存在なんだろうなと感じました。
取材で驚いたこと
従業員さんにお話をおうかがいした時、皆さん昔から車が好きだったとお話しされていたことに驚き、好きなことを仕事にできているのは素敵だと感じました。だからこそ働きがいを見つけられ、新しい知識や難しい技術を学ぼうとする原動力に繋がるのではないかと思いました。
魅力的に感じた部分
社長様はじめ従業員のみなさんが働くことに誇りを持っているように感じ、とても魅力的だと思いました。国土交通省から認可された車検場として、しっかりとした知識と技術を持っているという誇りと、その技術をもって地域の方々の要望に答えるために働くという誇りを持っている印象を受けました。総合自動車業として様々な形で地域貢献しているところも魅力的でした。
ー感想ー
社長様の「地域が滅べば会社も滅ぶ。逆に地域が盛り上がれば会社も盛り上がる」というお言葉が心に残っています。鍛冶屋として創業されたそうですが、時代の流れや地域のニーズに応じて会社を変化させていったそうです。このように地域社会と共存しているという意識があるからこそ、地域の人達から頼られる存在になれているんだと思いました。
また、向上心を持ってお仕事に取り組まれている姿勢に感銘を受けました。社長様に経営理念の達成度について質問した際には、経営理念は達成されることがない夢のようなもので、常に追い求めているとお話しされていました。従業員のみなさんも、資格を取ることを目標に掲げるなど、時代の変化の中で生まれた新しい技術にも対応していきたいと話してくださり、職場の空気感が「更に上のステップに進みたい」という気持ちを生ませる環境なのではないかと思いました。現在のコロナ禍や人口減少が進む中で、中小企業も変化に対応するため、できることを模索されているのだと分かりました。阿部モーター商会さんの仕事に対する熱い想いを聞くことができて貴重な経験になりました。
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