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執筆者の写真鈴木芽衣

有限会社コーリヤマ

女性が輝ける場所に

取材:伊神沙希、鈴木芽衣

取材日:2020.09.08

 国内有名ブランドの革靴甲部の下請け製造、自社ブランドの靴・レザーグッズの企画製造販売をおこなっている。革靴の甲部製造は、靴底以外の革部を立体的に縫い合わせる作業で、特殊な機械(ミシン)を操作する必要があり、これを扱う職人の技術が会社の強みの一つとなっている。この強みを活かした自社ブランド製品の開発では“暮らしのレザー化”ひとつのテーマに、靴はもちろん、財布やキーケースなど様々な革製品の製造販売もおこなっている。

 現在は、下請け体質からの脱却にも取り組まれ、自社の強みである特殊なミシン操作の技術を磨き上げ、作り手側からの提案もおこなうなど、取引先との更なる関係強化を目指されています。また、経営者と社員、社員間のコミュニケーションやチームワークを大切にされておられ、社員が明るい未来を描き、働くことと生活の両方にやりがいを見つけ、会社と共に成長できる職場づくりにも取り組まれている。




1.トップブランドの企業と長年取引している

 日本の革靴ブランド最大手の企業と取引され、創業して半世紀近く会社を続けておられる。靴の甲部となる皮を縫い合わせる技術はトップメーカーが信頼を寄せる卓越したレベルで、年月の積み重により培ってこられた。特殊なミシン操作技術が自社の強みでもあり、従業員間の研修なども実施しておられる。技術を磨くことにもしっかりと取り組まれ、より良い品質の商品を提供することを心がけておられる

 


2.女性が主体となって働いている

 創業された先代の「女性が集う場をつくりたい」という想いを今も大切にされている。現場で作業される方の大半が女性で、働く上で生活に負担がかからないよう残業がほとんどない。女性の意見も積極的に取り入れながら働きやすい環境づくりにも取り組まれている。また、会社のイメージカラーである青とピンクのラインは、働く女性により支えられている会社をイメージしている。



3.新しい事業展開にも積極的に取り組む

 下請け製造だけでなく「JOLI ALL LEATHER ITEMS」という名の自社ブランドで、自社の強みである縫い合わせる技術を活かした、靴以外の革製品も製造販売する事業を展開されている。また、コロナウイルスの影響で受注数が減ったことをきっかけに、JOLIとは別の自社ブランド展開をおこなうプロジェクトを加速させておられ「暮らしの中で使える、生活感を出さない革製品」の商品化にも取り組んでおられる。



企業情報

​社名:有限会社コーリヤマ 事業内容:靴甲部の製造、革靴やレザーグッズの企画、製造、販売、靴の修理 設立:昭和51年8月13日 代表者:藤河 正弘  従業員数:38名(パート3名) ​所在地:秋田県雄勝郡羽後町郡山字上郡328-1 HP:https://www.ko-riyama.com/

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