野口 あおい(のぐち あおい)さん
勤務先:社会福祉法人 羽後町社会福祉協議会
高瀬ケアセンター 介護職員
勤続年数:3年
職務内容:ショートステイ利用者の介護
野口さんに聞いてみました
■介護の仕事を選んだ経緯を教えてください
おじいちゃん子でしたので、ご年配の方と関わっていくお仕事がしたいという思いがあり、小学校の卒業アルバムに「介護士になりたい」と書くほど、子供の頃から介護のお仕事に憧れていました。
進路選択の時、この思いが強まって介護福祉を学べる高校へと進み、卒業後、こちらで働くことを選びました。
■介護では施設を利用者される方のお世話以外にどんな仕事がありますか
ひな祭りなど、季節ごとのイベントでは、施設の利用者さんが食事をするホールに飾りつけなどをおこないます。その飾りを利用者さんと一緒に作ったり、飾り付けたりすることもあります。
■チカラ仕事などもあると思いますが苦労される部分はどこですか
自分で立てない方、動けない方など、利用者さんには様々な方いらっしゃいますのでチカラ仕事はあります。一人で介助することが難しい時は、女性職員二人でおこないますし、男性職員にお願いしてカバーしていただくこともあります。
また、女性職員が男性の利用者さんへ「お風呂に行こう」とお声がけした時、恥ずかしがられる場合もあり、女性職員で良い方、男性職員が良い方など、一人一人のご要望を把握する苦労もあります。
■お仕事をされる中で大切にされることは何ですか
ショートステイを利用される方は、ご家族がご自宅で介護されることが中心となりますので、ご自宅での介護と施設での介護に差が生まれると、ご家族のご負担が増えてしまうこともあります。このようなことが起こらないよう、ご利用されるみなさん一人一人のご要望に寄り添った介護をおこなうことを大切にしています。
■お仕事をされる中で大変だと感じるところを教えてください
認知症の方、麻痺のある方など、様々な方がいらっしゃいますので、その方々に合わせて介護します。初めてご利用される方のご要望は、予め情報確認していますが「本当はこれが嫌」「本当はこれが好き」ということもあります。利用者さんがギャップを感じながらも、気を使ってこちらに合わせてくれていたなど、このような部分にいかに気付けるかは大変ですが大切ですので気を付けてあたっています。
■仕事の疲れをどのようにリフレッシュされていますか
好きなことを見つけてハマること。ハマっても仕事に影響しないようにはしていますが(笑)。動物やアニメが好きなので、家に帰ってアニメを観ると気分があがります。好きなことをすることで仕事とのバランスを取っています。
■働く職員同士のサポートについて教えてください
お子さんの行事などで休みを希望される方とシフトを交代し合うなどがあります。わたしは融通が利く方ですので、急な休みを希望される方と交代する方が多いですが、お互いにカバーし合っています。本人同士でシフトを交代しますので、関係が悪いとお願いしたりされたりしにくいため、普段のコミュニケーションを心がけてます。
■今後の目標を教えてください
将来、ケアマネジャーを目指していくとは思いますが、まだ、働きだして4年目で、ショートステイの利用者さんの介護しか経験がありません。今後は、特別養護老人ホーム、デイサービスなどでも働き経験を積んでいきたいです。ですが、今は目の前の仕事を一番に考えていきたいです。
取材:木村麟之輔
取材日:2021.03.18
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