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執筆者の写真須田和希

常に思いやりを持つ

阿部 寛賢(あべ ひろたか)さん

株式会社マインド

専務取締役

勤続年数:13年



阿部専務に聞いてみました!


■入社の経緯を教えてください

高校卒業後、調理の専門学校へ進み調理師免許を取得しました。料理の世界で就職しようと考えていましたが、父である社長が病で倒れたこともあり地元に戻る決意をしました。

入社後は、葬祭部の営業としてキャリアをスタートさせましたが、まだ20歳でしたし、地元に戻ったばかりで地域のこと、業務内容もわからない状況でした。当時はスタッフの人数が足りてないこともあり、打ち合わせ業務に借り出されることもありました。その際「こんな若いスタッフに葬儀を任せたくない」というお客様の意見を聞くこともありました。悔しさもあり、先輩方に負けない安心感や知識を持つことを決め葬祭ディレクターの資格取得の勉強に励みました。当時は業務終わりに時間が作りやすいこともありましたし、自分が決めたことをやり遂げる意識で知識をつけることお客さんの顔を覚えることに打ちんでいました。23歳で1級を取得し自分に自信をつけ、お客様にも安心感を与えることができるようになっていきました。


■具体的にどのような業務をなさっていますか

従業員の業務や売上の管理、厨房の人手が足りないといった状況もあり、仕込みや料理、仕入れもおこなっています。コロナ禍でお弁当の需要もありますので、みんなで工夫しながら業務にあたっています。



■仕事のやりがいを教えてください

親族や参列された方々に、良いお葬式、良い料理という印象を持っていただくことが周囲に口コミとして広がりますので、このように感じていただくことがやりがいです。


■入社後、葬儀に対する印象に変化はありましたか

実際の葬儀の場面では、辛い悲しい気持ちになることもありますが、プロとして遺族の辛さを汲み取り、前向きにお別れできるようメンタル部分のフォローも含めて施工しなければなりません。お気持ちを害さないよう立ち入りすぎず、お客様に合わせる黒子のような存在です。入社したときは仕事の本質を理解できていなかった部分もあり、先輩方に比べ遺族に寄り添うことができませんした。今は、知識や経験をつけ、しっかり寄り添うことができるようになりました。変化したというよりも知識を得ることや経験から自ら変えた部分でもあります。


■年上の部下の方もいらっしゃると思いますが、立場も含め気をつけてることは何でしょう

スタッフ全員が気遣いせずにいれるよう心掛けています。社長もわたしも堅苦しさをもっていませんので、皆で一件の葬儀がおこなえる雰囲気を大事にしています。



■経営者という立場で一番必要な力は何だと思いますか

スタッフにもお客様、家族や友人、普段から接する方々全てに思いやりを持ち接することです。伝わると相手からも思いやりを返していただけますので、まずは自ら思いやりを持つことが大切だと思います。


■仕事の苦労や苦悩を教えてください

わたしたちの仕事は予定が立ちにくく準備が難しい部分もあります。当社への依頼が重ねってしまうと、ご希望に添えないことがあるといった点です。


■自分のような就職前の学生にアドバイスをお願いします

どのような仕事でも一人でおこなうことは大変ですしプライベートでも支えとなる部分ですから、今の友達や社会に出たあとにできた友達と一緒に過ごす時間を大事し、良い関係を築いていくことを大切にしてください。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー取材:須田和希

取材日:2021.08,20

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