続いていく町を目指して
取材:ヴァスケズ ディラン 亮太、網岡万祐
取材日:2021.08.05
羽後大一興業のモットーは「ここに住む人々の暮らしを支える。こども達に見せたい未来を創る。」です。会社のおこなう事業で、まちの人々の暮らしを支えるだけではなく「人と人を繋げて笑顔をむすぶこと」。まちの今を支えることは、未来を創ることと捉え、こども達がここに生まれて良かったと思える、豊かで住みやすい地域づくりのお手伝いするといった考え方で取り組まれています。
建設土木事業では、建設業の職人を目指す若手が集い道路工事や水道工事などの公共事業を多く手掛けておられます。建設業だけに留まらず、再生エネルギー事業部を立ち上げられ、ペレットストーブの販売、グランピングサービスの提供など事業の幅を広げておられます。「Green energy for the future」をスローガンに、木質燃料を使用する薪ストーブ、ペレットストーブの販売により、地域循環できるエネルギーの普及にも取り組まれ、地球環境にとってエコロジーであり持続可能性の高い「木質燃料を取り入れた暮らし」の提案により、自然の良さやアウトドアのワクワクする未来の提供を目指しておられます。昨年はグランピングサービスを開始、人と自然の繋がりを大切にされています。
1.建設業の職人を目指す若手集団
個々人スキルを上げ、建設業におけるスペシャリストを志す若手が集っている。三十代と四十代の社員数が多く、若手と中堅・ベテラン社員がバランスをとって仕事をおこなうことでベテランの技を若手が継承し身に着けるといった考え方が社内共有されている。この実現により一つ一つの仕事をより早く、より綺麗に、より効率良くおこなうことを目標として日々邁進されています。
2.木質バイオマス燃料の普及による未来に向けた取り組み
再生エネルギーを活用した事業へ取り組んだ理由は、一般的に燃料の調達は石油依存する傾向にあるが、木質バイオマス燃料は地元調達が可能であること。地域循環できることや災害時にも活躍できるエネルギーでもあることから事業化されました。
様々なエネルギーの選択肢がある一つとして、木質バイオマス燃料を循環型エネルギーとして未来へ向け普及させることを志しておられます。
3.グランピング・アウトドアなど、他の建設業には無い発信力
グランピングやアウトドアのサービスは、単にバーベキューやキャンプを楽しめる環境を提供するだけでなく、持つことが減った自然との関わりのきっかけとしてほしいといった想いも込められている。
ハードルが高いと思われがちなキャンプをグランピングといった関わりやすさで提供されている。
現在は、町の目玉として人気を集め、他の建設業者にはない差別化された特長となっている。
企業情報
社名:有限会社羽後大一興業
事業内容:建設業、給排水設備工事業、住宅解体、基礎工事、アートコンクリート舗装、再生エネルギー事業(ペレットマン西馬音内)
設立:平成15年5月
代表者:取締役社長 大野義幸
所在地:秋田県雄勝郡羽後町字南西馬音内312-6(本社事務所)
秋田県雄勝郡羽後町西馬音内堀回字塩出山1-154
(ペレットマン西馬音内ショールーム)
HP:https://ugodaiichi.com/(有限会社羽後大一興業)
https://ugopelle.com/(ペレットマン西馬音内)
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