top of page
執筆者の写真髙橋音都

様々な経験を経ての今

藤原 洋介(ふじわら ようすけ)さん

株式会社そば研

取締役常務

勤続年数:8年



藤原さんに聞いてみました!


■入社の経緯やこれまでのご経験を教えてください

農業に就くと決め平成16年に帰省しました。実家でおこなっていた胡瓜栽培を生業としましたが、その他でも稼ぎたいという思いから、農業法人で稲作業務にも携わり、農薬散布の無人ヘリコプターオペレーターの業務もおこなっていました。

農業法人へ委託された仕事の中に羽後町そば研究会からの作業があり、農機のオペレーターとしてそば栽培の作業に携わったというのがきっかけとなり入社することになりました。


■取締役の役割や業務に携わっているからこそ感じる魅力を教えてください

業務執行役員といった立場です。目標を決めそれを達成するための具体的方法を考え実際に行動に移すまでの判断を担っています。

業務では自分の考え通りに事が進めばやりがいにつながりますし、逆に想定していないことが起きると大変なこともあります。このような経験を重ねることで様々な解決方法が見えてきますから大変なことにもやりがいを感じます。

また、社員の皆さんから、あまり自分だけで抱え込まずみんなで解決しようと声をかけていただけますから支えられながら業務ができる点も魅力といえます。



■やりがいを感じる瞬間はどのようなときですか

やはり、そばの栽培において収量が上がることです。羽後町産のそば粉を製粉所で加工し、お客様に届け「とてもよかった」というお声をいただくことで評価いただけたと感じれますので、とてもやりがいになります。問題もたくさん残っていますが、課題として明確に捉えられるようになり、お客様のニーズが分かるようになりました。当初は見当違いなことをしてしまうこともありましたが、ニーズを捉えた生産や加工をおこなうこともやりがいとなっています。


■現在の会社の課題について教えてください

まず収量が少ないという問題があります。また、他の産地と比べるとお客様が求める品質に少し及ばないことも問題です。ニーズが分かってきましたから、見合った品質や出荷量を提供する工夫が課題です。



■これまで苦労されたこと、それをどのようにして乗り越えられたか教えてください

法人設立後は、休みも少なく、時間も長いといった状況で、役員という立場柄、残業代もありませんでしたので「辞めようか」と考えることもありました。

製粉所でひたすら機械と向き合う時期もありましたし、事務作業を一人でこなしていた時期もありました。しかし、そのような経験を経たことで、全てに明るく取り組めるようになりました。『やればいつかは終わる』ということですから投げ出さないことの大切さも学べました。

設立当初はやればできるという根性論が多かったですが、この状況も変化し、みんなで分担してやろうという方向になりました。社長や従業員の方々の気遣いによって支えられ乗り切ることができました。


■仕事や働くということに対しての価値観を教えてください

今の立場的なところからお話しすると、会社が求めていることと従業員が求めていることの方向性が一致し、お互い高め合える関係であれば両者にとってプラスに働くと思います

会社側としても従業員が会社の考え方や目指す方向を理解して同じ方向を向き高め合える人材となってほしいです。

従業員側からすると会社と方向性が同じということは好きになった仕事となりますし、目指す方向があっているか確認することも大事です。経営理念に共感して働けるかも重要な部分だと思います。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

取材:髙橋音都

取材日:2021.08.06

閲覧数:30回0件のコメント

関連記事

すべて表示

Comments


bottom of page